公開日:2023年5月18日

定率法

[ていりつほう]

定率法とは、過去勤務債務及び数理計算上の差異の費用処理方法のうち、未認識過去勤務債務残高及び未認識数理計算上の差異残高の一定割合を費用処理する方法をいう。定率法の場合には、過去勤務債務又は数理計算上の差異を発生年度ごとに管理せず、各々の残高に一定年数に基づく定率を乗じた金額が当年度の費用処理額となるが、一定年数に基づく定率は、過去勤務債務及び数理計算上の差異の費用処理期間内で、当該発生額のおおむね90%が費用処理されるように決定する。